前の記事 vol.09 次の記事

全いかのブースには開洋漁業(株)はじめ、八戸いか釣漁業協議会、(株)八戸魚市場、(地独)青森県産業技術センター食品総合研究所、(国研)水産研究・教育機構 開発調査センターなどにも応援をいただき、八戸港水揚げのムラサキイカをPR。

試食として用意したものは、ムラサキイカの「胴の刺身」をはじめ「握り寿司」、「缶詰(八戸水産高校製造)」、「焼き物」、「麴漬け」の全5品。これらはすべてムラサキイカを使用しています。

嬉しいことにテーブルに置くそばから手が伸びて来て、当日の分が無くなるまで全日おおわらわでした。

沢山の来場者に来ていただき大盛況に終わりました。

来場者からは、「どこで購入できるか」、「漁場は」、「どういう形態(胴、耳、足)で売られているのか」などといった質問、「柔らかくておいしい」「普通のイカより食べやすい」「加熱してもこんなに柔らかい!」などの応援の言葉やご意見をいただき、それらを会員の皆様にお伝えし、協会一丸となって「資源減少に伴う漁獲量の低迷をなんとか乗り越えたい」と改めて感じるに至りました。

ムラサキイカ部位及び釣り針 缶詰の中身 左: 煮物の缶詰 中央:IQF船内急速冷凍 右:握り寿司

当協会の中津達也会長は、スルメイカ不漁の対応策としてのムラサキイカ漁業の増加に伴い、正しい情報を伝えるべく、下の項目について発表。

  • 1 当協会について
  • 2 ムラサキイカの漁場
  • 3 中型いか釣り漁業の概要
  • 4 ムラサキイカの特徴
  • 5 出展ブースの紹介

特に「国産ムラサキイカの特徴」である

  • ・ 釣りで獲れるので、無駄な混獲は無し
     →資源、地球に優しい
  • ・ 日本の漁船によって漁獲
     →安心
  • ・ 1尾ずつ釣り上げ、船内で凍結して冷凍保管
     →安全・高鮮度
  • ・ 船内で部位胴、耳、ゲソ、軟骨ごとに分けて凍結
     →無駄のない、合理的な利用

(* 一部スルメイカにも該当)について、今まで以上に資源に対する配慮と漁業の発展のバランスを考えた対応が必要である旨を述べました。

聴衆に語りかける中津会長